| 漢字/漢和/語源辞典：OK辞典 | ||||||
| 「引」という漢字 | ||||||
| 「引」は小学2年生で習います。 | ||||||
| 成り立ち、読み方、画数・部首 | ||||||
| 書き順・書き方 | ||||||
| 意味 | ||||||
①「ひく」 ア：「ある物に力を加えて手前に 持って来る。いん」(例：綱を 引く、ブレーキを引く、引力) イ：「抜き取る」(例：草を引く) ウ：「多くの物から一つを選んで 手に取る」(例：くじを引く) エ：「除き去る。減らす。」 (例：2割引いて売る) オ：「こっそり盗み取る」 (例：猫に魚を引かれた) カ：「連れ出す」 (例：犬を引いて散歩する) キ：「連れて行く」 (例：警察に引かれる) ク：「導いて行く。いん。」 (例：子供の手を引く、引率) ケ：「衣服を地面等に触れたまま 動く」(例：ズボンを引いて歩く) コ：「ある物に紐などをくっつけて 運ぶ」(例：台車を引く) サ：「人の注意や関心を向けさせる」 (例：気を引く)(同意語：惹) シ：「書物のページをめくって求める 語を探し出す」(例：辞書を引く) ス：「例としてあげる。いん。」 (例：証拠を引く、引用) セ：「対立しているものの一方の 味方をする」 ソ：「線で描く」(例：線を引く) タ：「張って広げる」(例：カーテンを引く) チ：「塗って広げる」(例：油を引く) ツ：「伸ばして広げる」(例：砂を引く) テ：「長く伸ばす」(例：声を引く) ト：「糸のようなものを生じさせる」 (例：納豆が糸を引く) ナ：「特定の道筋を通じさせる」 (例：ガスを引く) 二：「受け継いでいる」(例：血を引く) ヌ：「船などが通った後に波が 残る」(例：航跡を引く) ネ：「自分の側に動かす」 (例：あごを引く) ノ：「吸いつけようとする働きを持つ。 いん。」(例：磁石は鉄を引く、吸引) ハ：「体内に吸い込む」 (例：風邪を引く、息を引く) ヒ：「後方へかたずける」 (例：食器を引く) フ：「後方に下がらせる」 (例：兵を引く)(同意語：退) へ：「水位が低くなる」(例：潮が引く) ホ：「元のような状態に戻る」 (例：熱が引く) マ：「なくなる」(例：痛みが引く) ミ：「関係を断つ」 (例：犯罪から手を引く) ム：「現在の立場・活動から離れる」 (例：現役を引く、引退) メ：「他人に対して思いやりや好意 のない態度をとる」 (例：引いた態度を取る) モ：「気持ちが離れる」 (例：女性が引く態度) ヤ：「車輪が人や動物等を 押し退けて通る」(例：車が猫を 引く)(普通は「轢く」と書く) ユ：「楽器等を鳴らす」(例：楽器を 引く)(普通は「弾く」と書く) ヨ：「穀物や豆などを粉にする道具 を回して穀類を擦って砕く」 (例：豆を引く)(普通は「碾く」と書く) ラ：「鋸(のこぎり)や鉋 (かんな) で 切ったり削ったりする」 (例：のこぎりを引く) (普通は「挽く」と書く) ②「ひける」 ア：「後方へ下がった状態になる」 (例：腰が引ける) イ：「その日の勤め・授業等が 終わる」(例：仕事が引ける) ウ：「その日の相場が、ある値段で 終わる」(例：1000円で引ける) エ：「気持ちが弱くなって積極的に 物事を行う事ができなくなる」 (例：気が引ける) オ：「遊女が店から帰る時刻と なる」(例：遊女が引ける) ※遊女とは、歌や躍りにより客を 楽しませ、客との性行為(子作りを する際に使用する性器を使った 行為)をも行う女の事を言う。 カ：「見劣りがする」 キ：「衣服等が破れる」 ③「役目や仕事として担当する」 (例：引責、引き受ける) ④「自分の気に入った者に対して 援助する」(例：引き立てる) ⑤「元気が出るようにする」 (例：引き立てる) ⑥「物事を先に延ばす。遅らせる。」 (例：延引) ⑦「推薦する」(例：引用) ⑧「誘う。招く。」(例：招引) ⑨「連なる」 ⑩「広がる」 ⑪「進む」、「出発する」 ⑫「争う」 ⑬「歌。楽府(がふ-中国の詩の 1形式)の中の1つ」 ⑭「文体(文章の形式・スタイル)の 名前。序文(書物の初めに内容等 を書いた文)についての事」 ⑮「長さの単位。10丈(約30.3メートル) を1引と言う」 ⑯「札。紙幣。また、手形、許可証の ような物」 ⑰「柩(ひつぎ-死体を入れる箱)を 運ぶ為の綱」 ⑱「馬につける道具の1つ。人が 手に取って馬を操る綱」 ⑲「楽曲」 ⑳「つて(人と人との特別な関わり合い)」 [引・弾・惹・退・轢・挽・碾の 使い分け](ひく) 「弾」・・「楽器に関する場合」 (例：ピアノを弾く) 「惹」・・「人の注意や関心を向け させる場合」(例：興味を惹く) 「退」・・「後方に下がらせる場合」 (例：兵を退く) 「轢」・・「車輪が人や動物等を 押し退けて通る」 (例：車が猫を轢く) 「挽」・・「鋸(のこぎり)や鉋 (かんな) で切ったり削ったりする場合」 (例：のこぎりで挽く) 「碾」・・「穀物や豆などを粉にする 道具を回して穀類を擦って 砕く場合」(例：豆を碾く) 「引」・・すべてに用いる事ができる (例：台車を引く、辞書を引く等) |
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| 成り立ち | ||||||
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指事文字です。「ゆみ」の象形に縦線 を添え、ひいて張り伸ばした弓を 示し、そこから、「ひく」を意味する 「引」という漢字が成り立ちました。 |
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読み 音読み： 「イン」 訓読み： 「ひ(く)」、「ひ(ける)」 ※訓読み⇒()の中は「送りがな」 名前(音読み・訓読み以外の読み)： 「のぶ」、「ひき」、「ひさ」 画数 「4画」 部首 「弓(ゆみ、ゆみへん(弓偏))」 「弓」を含む漢字一覧 |
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| 書き順・書き方 | ||||||
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