「菩」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「菩」は常用漢字外(人名用漢字)です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「ほとけぐさ(仏草)」
ア:「オキナグサ(キンポウゲ科の多年草)の別名」
イ:「ドクダミ(ドクダミ科の多年草)の別名」
ウ:「オノマンネングサ(ベンケイソウ科の多年草)の別名」
エ:「オミナエシ(オミナエシ科の多年草)の別名」
※多年草とは、複数年にわたって生きる植物の事。
②「むしろ(わら等を編んで作った敷物)」(同意語:蔀)
③「梵語の音訳字(外国語を漢字で書き表した字)」(例:菩薩、菩提)
※菩薩には、以下の意味がある。
ア:「仏の次の位にあり、悟りを開いて(煩悩(人間の心身の
苦しみを生み出す精神(心)の働き。 欲望・怒り・悲しみ等)
をなくして正しい物事の道筋を自分のものにして)人を救おう
とする修行者。」
イ:「将来、仏になる予定の人」
ウ:「朝廷から徳が高く優れた僧に贈った呼び名」(例:行基菩薩)
エ:「日本の神につけた呼び名」(例:八幡大菩薩)
※菩提には、以下の意味がある。
ア:「悟りを開く事(煩悩(人間の心身の苦しみを生み出す精神(心)
の働き。 欲望・怒り・悲しみ等)をなくして正しい物事の道筋
を自分のものにする事)」
イ:「死後の幸福」
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(艸+咅)。「並び生えた草」の象形と「花びら
の元のふっくらした子房」の象形から、美しい花を咲かせる
「ほとけぐさ」を意味する「菩」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「ボ」、「ハイ」、「バイ」、「ホク」、「ボク」、「ホ」、「ブ」
訓読み:なし
名前(音読み・訓読み以外の読み):「かおる」、「さとる」、「すけ」
画数
「11画」
部首
「艹・艹・艸(くさ、くさかんむり(草冠)、そうこう)」
「艹・艹・艸」を含む漢字一覧
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