「詫」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「詫」は常用漢字外(人名用漢字)です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「わびる・わぶ」(同意語:侘びる、佗)
ア:「謝る。自分が悪い事を認め、相手に許しを求める。」
(例:失礼を詫びる)
イ:「寂しく思う」(例:独身生活を詫びる)
ウ:「落ちぶれて(生活の程度が悪くなって)、見ていられない
ような外見(見た目)になる」(例:詫びた姿)
エ:「寂しく落ち着いた雰囲気がある」(例:詫びた歌)
オ:「なかなかある動作・行為をしきれなくて困る」(例:待ち詫びる)
カ:「悩む。色々な事を考えて苦しむ。」(例:将来を詫びる)
キ:「困る。迷惑に思う。」(例:話しが伝わらず詫びる)
ク:「静かな生活を楽しむ」(例:詫びて暮らす)
②「わび」(同意語:侘び、佗)
ア:「謝る事。また、その言葉。」(例:詫びを言う)
イ:「茶道・俳諧等における美しい考えの一つ。落ち着いていて
静かな雰囲気。」
ウ:「静かな生活を楽しむ事」
エ:「悩む事。色々な事を考えて苦しむ事。」
③「かこつ」
ア:「かこつける(直接には関係しない他の事と無理に結びつけて、
都合のよい口実(表面上の理由)にする、他の物事のせい
(そうなった原因)にする)」(例:酒に託けて暴れる)
イ:「不満を言う。嘆く。」(例:不運を託つ)
④「誇(ほこ)る」
⑤「欺(あざむ)く」
⑥「驚き怪(あや)しむ」
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成り立ち |
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形声文字です(言+宅)。「取っ手のある刃物の象形と口の象形」
(「(つつし(慎・謹)んで)言う」の意味)と「屋根・家屋の象形と寛(くつろ)ぐ
人の象形」(「人が伸びやかにして、寛(くつろ)ぐ家屋」の意味だが、
ここでは「託」に通じ(「託」と同じ意味を持つようになって)、「頼む」の
意味、「侘」に通じ、「寂しく思う」の意味)から「かこつ」、「わびる」を
意味する「詫」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「タ」
訓読み:「わ(びる)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
画数
「13画」
部首
「言(ごんべん(言偏)、げん、ことば(言葉))」
「言」を含む漢字一覧
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「宅」、「託」
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