「概/槪」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「概」は中学生で習います。「槪」は常用漢字外です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「おおむね(おおよそ、大体)」(例:概略、概要)
②「おもむき」
ア:「自然と作り出されるいい雰囲気」(例:勝概)
イ:「全体から感じられるようす」、「ありさま」
ウ:「言おうとしていること」、「趣旨」
エ:「やり方」、「方法」
③「みさお・節操(自分の意志や主義・主張を貫いて、
誘惑や困難に負けないこと)」(例:気概)
④「とかき・ますかき(ますで物の量をはかる時、上方を平らにならす棒)」
⑤「物の量をはかる」
⑥「なげく(ひどく悲しむ、悲しんで泣く)」(同意語:慨)
⑦「洗う」、「そそぐ」(同意語:漑)
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(木+既)。「大地を覆う木」の象形(「木」の意味)と
「食器に盛ったごちそうの象形と座った人が顔をそむける象形」(「すでに」
の意味だが、ここでは、「食器にいっぱいになった物が外にあふれでる」の
意味)から、「米をますに入れ、盛り上がった米をならして外にあふれ出さ
せる棒(ますかき)」、「おおむね(大体)」を意味する「概」という漢字が
成り立ちました。
※「槪」は俗字(世間(人が集まり生活している場)では使われているが、
国の規則(決まり)では認められていない漢字)です。
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読み
音読み:「ガイ」
常用漢字表外:「カイ」
訓読み:常用漢字表内はなし
常用漢字表外:「おおむ(ね)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
画数
「14画」(概)
「16画」(槪)
部首
「木(き、きへん(木偏))」
「木」を含む漢字一覧
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