「紛」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「紛」は中学生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「みだれる(入り乱れる、物事がもつれる)」(例:紛争、内紛)
②「まぎれる」
ア:「入りまじってわからなくなる」、「はっきりしなくなる」(例:紛失)
イ:「似通っていて見分けがつかなくなる」
ウ:「他と見分けのつかない状況などをうまく利用する」
(例:混乱に紛れて、処理する)
エ:「他に心が奪われて、行うべきことがおろそか(いいかげん)になる」
オ:「他に心が移って、悲しみなどを忘れる」(例:気が紛れる)
カ:「他に不具合(支障)がある」
③「多いさま」
④「乱れるさま」
⑤「旗の吹き流し」
※吹き流しとは、何枚かの細長い布を長い竿の先端につけて立て、
風になびかせたものをいう。
日本のみで用いられる意味
⑥「まぎらす・まぎらわす(関心を他に移すなどして、そのことが
わからなくなるようにする。ごまかす。)」
⑦「まぎらわしい」
ア:「似ていて区別がつきにくい」、「間違えやすい」
イ:「まぶしい」
ウ:「気持ちがまぎれるようである」
エ:「多忙である」、「非常に忙しい」
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(糸+分)。「より糸」の象形と「2つに分れている物の
象形と刀の象形」(「分れる」の意味)から、糸が2つに分れてしまって
まとまらない事を意味し、そこから、「みだれる」を意味する「紛」という
漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「フン」
訓読み:「まぎ(らす)」、「まぎ(らわしい)」、「まぎ(れる)」
常用漢字表外:「まぐ(れ)」、「みだ(れる)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「お」、「もろ」
画数
「10画」
部首
「糸(いと、いとへん(糸偏))」
「糸」を含む漢字一覧
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