「庶」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「庶」は中学生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「おおい」
ア:「多く」、「たくさん」
イ:「多くの人」、「すべての人」
②「もろもろ(多くのもの、いろいろなもの、さまざまなもの)」(例:庶務)
③「官位のない人(国の役人で地位のない人)」、
「特別な地位・財産などの ない普通の人々」(例:庶民)
④「正妻(法律上の正式な妻)でない女性から生まれた子」(例:庶子)
⑤「本家から分かれて出た家」、「分家」(例:支庶)
⑥「こいねがう(強い願い望む)」
⑦「こいねがわくは(何卒、どうか、お願いだから)」(例:庶幾)
⑧「ちかい(近)」
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(广+炗)。「家屋のおおいに相当する屋根」の象形と
「器の中の物を火で煮たり沸かしたりする」象形から、屋内をいぶして
「害虫を除去する」の意味を表しましたが、借りて(同じ読みの部分に
当て字として使って)、「おおい(たくさん)」を意味する「庶」という漢字が
成り立ちました。
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読み
音読み:「ショ」
訓読み:常用漢字表内はなし
常用漢字表外:「おお(い)」、「こいねが(う)」、「もろもろ」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「ちか」、「もり」、「もろ」
画数
「11画」
部首
「广(まだれ(麻垂))」
「广」を含む漢字一覧
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