「刹」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「刹」は中学生で習います。)
|
成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「梵語(ボンゴ) ksetraの略音訳。旗を建てる柱。僧が一法(一つの存在)
を悟る(理解する)と、一つの旗を建てて遠方に告げ知らせた。
その旗の柱)」
※音訳とは、漢字の読みを当て字として使って外国語を漢字で
書き表す事。(例:梵語(ぼんご)のbuddhaは漢字で仏陀と書く。)
②「①から転じて、寺、寺院」
③「塔」、「釈迦の遺骨を納める塔」
④「国土(領土)」、「仏(釈迦)の住む国の領土」
⑤「刹那(せつな)は、梵語 ksanaの音訳。「きわめて短い時間」の意味」
⑥「刹鬼(せっき)は、「鬼」、「悪魔」の意味」
⑦「刹帝利(せつていり)・刹利(せつり)は、ksatriyaの音訳。インド人を
四つの身分に分けた第二位で、「王族・武人の階級」」
|
|
成り立ち |
|
形声文字です。「いのしし等の動物」の象形(「殺す、いけにえ」の意味
だが、ここでは、梵語のksetraの音訳で、「修行僧の建てる旗の柱」の意味)
と「刀」の象形から、刀を使って造る「旗を建てる柱」を意味する
「刹」という漢字が成り立ちました。
|
≪漢字がもっと楽しく/面白くなる≫
【アマゾン】・【楽天】で漢字の成り立ち書籍をチェック |
|
読み
音読み:「サツ」、「セツ」
訓読み:常用漢字表内はなし
常用漢字表外:「てら」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「くに」、「せち」
画数
「8画」
部首
「刂(りっとう(立刀))」
「刂」を含む漢字一覧
|
|
|
漢字/漢和/語源辞典:OK辞典 トップへ戻る |