「藤」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「藤」は中学生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「ふじ(マメ科の落葉つる草。五、六月ごろ薄紫または白色の
花が垂れ下がって咲く。茎の質が強く、椅子などを作る際に用いる)」
②「かずら(つる性植物の総称)」
③「とう(木の名前)。つる性で茎には節がある」
④「藤原氏のこと」
※藤原氏とは、645年に起きた大化の改新で活躍した
中臣鎌足(なかとみのかまたり)の子・藤原不比等(ふじわらのふひと)
一族のことを言います。
⑤「家々で定めている紋章(家紋)の名前。藤の花や葉を図案化したもの」
⑥「ふじいろ(薄い青がかかった紫色)の略」
⑦「衣服の表地と裏地、 また衣服を重ねて着たときの色の
取り合わせの名前。表は薄紫、裏は青。」(例:藤襲)
⑧「麻布で作った喪服」(例:藤衣)
⑨「ふじ(マメ科の落葉つる草)で作った衣服」
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(艸+滕)。「並び生えた草」の象形と「渡し舟の
象形と上に向かって物を押し上げる象形と流れる水の象形」(「水が
おどり上がる、湧き上がる」の意味)から、「つるが上によじ登る草」
を意味する「藤」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「トウ」
訓読み:「ふじ」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「かつら」、「つ」、「ひさ」
画数
「18画」
部首
「艹・艹・艸(くさ、くさかんむり(草冠)、そうこう)」
「艹・艹・艸」を含む漢字一覧
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