「詮」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「詮」は中学生で習います。)
|
成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「そなえる」(同意語:備)
ア:「整える」、「ある目的のために物をある場所に設ける」、
「飾る」
イ:「前もって用意しておく」
ウ:「加える」、「数に入れる」
②「そなわる」(同意語:備)
ア:「欠けた所がない」
イ:「十分に整って足りる」
ウ:「準備ができている」
エ:「地位にいる」
③「物事の正しい順序・そうなった理由を詳しく説明する」
(例:詮釈)
④「物事の正しい順序・そうなった理由を調べ上げる」(例:詮索)
⑤「就(つ)く(ある地位に身を置く)」
⑥「のり(法律、規範(手本)、おきて、決まり、法則、制度)」
⑦「えらぶ(選)」
⑧「はかる」(同意語:銓)
ア:「物の重さをはかる」
イ:「人物について色々と調べる」
日本のみで用いられる意味
⑨「セン」
ア:「効果」、「価値」、「効き目」(例:詮無い)
イ:「議論が最終的に落ち着くところ。つまり。」(例:詮ずる所)
ウ:「手段」、「方法」
エ:「審議(ある物事について詳しく調査・検討し、そのものの
よしあしなどを決めること)」(例:詮議)
オ:「場合( 物事が行われているときの状態)」
カ:「物事の要点」
|
|
成り立ち |
|
会意兼形声文字です(言+全)。「取っ手のある刃物の象形と口の象形」
(「(つつしんで)言う」の意味)と「入口の象形と握る所のある、のみの
象形または、さしがねの象形」(入口の倉庫などに工具を保管する所
から、「保つ、備わる」の意味)から、「備わっている説明」を意味する
「詮」という漢字が成り立ちました。
|
≪漢字がもっと楽しく/面白くなる≫
【アマゾン】・【楽天】で漢字の成り立ち書籍をチェック |
|
読み
音読み:「セン」
訓読み:常用漢字表内はなし
常用漢字表外:「あきらか」、「えら(ぶ)」、「しら(べる)」、「そな(わる)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):
「あき」、「あきら」、「さと」、「さとし」、「さとる」、
「とし」、「とも」、「のり」、「はる」、「よし」
画数
「13画」
部首
「言(ごんべん(言偏)、げん、ことば(言葉))」
「言」を含む漢字一覧
合わせてチェックしてみよう
「栓」、「全」
|
|
|
漢字/漢和/語源辞典:OK辞典 トップへ戻る |