「務」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「務」は小学5年生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首、書き順・書き方 |
意味 |
①「つとめる」
ア:「精一杯、与えられた仕事を行う」(例:職務)
イ:「働く」(例:勤務)
②「つとめ(なすべき仕事、役目)」(例:任務、義務)
③「はげます」、「勧める」
④「つとめて(与えられた仕事を精一杯行って)」
⑤「あなどる」、「あなどり」
[努・務・勤の使い分け](つとめる)
「努」・・・「力をつくす。」(例:問題解決に努める)
「務」・・・「与えられた仕事をする。」(例:司会を務める)
「勤」・・・「会社などで毎日のように仕事する。」(例:工場で勤める)
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(矛+攵(攴)+力)。「矛(ほこ)とボクっという音を表す
擬声語と右手の象形」(「矛でうちかかる」の意味)と「力強い腕」の象形
から、努力して困難に立ち向かう、すなわち、「つとめる」、「はげむ」を
意味する「務」という漢字が成り立ちました。
※擬声語とは、動物の音声や物体の音を象形文字で表したもの
を言います。
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読み
音読み:「ム」
常用漢字表外:「ブ」
訓読み:「つと(まる)」、「つと(める)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):
「かね」、「ちか」、「つとむ」、「つよ」、「みち」
画数
「11画」
部首
①「矛(ほこ、ほこへん(矛偏)、むのほこ(矛のほこ))」
「矛」を含む漢字一覧
②「力(ちから)」
「力」を含む漢字一覧
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書き順・書き方 |
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