「綾」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「綾」は人名用漢字(常用漢字外)です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「あや」
ア:「物の表面に現れたさまざまな形や模様。特に、
線が斜めに交わった模様。」
(例:美しい壺の綾)(同意語:文)
イ:「特に苦労した言葉の言い回し。何通りにも解釈できるような
表現・複雑な言い回し。」(例:言葉の綾)(同意語:文)
ウ:「表面的には見えないが、辿(たど)ると見えてくる社会や
世の中の入り組んだ仕組み」(例:歴史の綾)(同意語:文)
エ:「織り出しの模様のある絹。りょう。」(例:綾綺、綾羅)
オ:「氷のように滑らかで輝きがある模様が織り込ま
れた物。りん。」(例:綾子)
※似た意味の漢字には、「絢」があります。
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成り立ち |
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形声文字です(糸+夌)。「より糸」の象形と「片足を上げた人の象形と
下向きの足の象形」(「高い地を越える」の意味だが、ここでは、
「凌(りょう)」に通じ(同じ読みを持つ「凌」と同じ意味を持つように
なって)、「盛り上がった氷」の意味)から、織物に盛り上がった
「氷のような模様が織り込まれた物(あや)」を意味する「綾」という
漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「リョウ」、「リン」
訓読み:「あや」
画数
「14画」
部首
「糸(いと、いとへん(糸偏))」
「糸」を含む漢字一覧
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「絢」、「綜」、「綺」、「紋」、「文」、「彩」
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