「郁」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「郁」は常用漢字外(人名用漢字)です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「いく」
ア:「かぐわしい(良い匂(にお)いがする。香りが良い。)」(例:郁氛)
イ:「かぐわしい(心が引かれる。好きな感じがする。すばらしい。)」(例:郁郁)
ウ:「盛(さか)ん(勢いが良い)。文化が高い。」(例:郁文)
②「あたたかい(温・暖)」
③「あや(模様)。模様の美しいさま(様)」
④「中国に昔、存在した地名」
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(有+阝(邑))。「右手の象形と肉の象形」(肉を「持つ」、
「有る」の意味)と「座り寛(くつろ)ぐ人の象形と特定の場所を示す文字」
(「人が群がり、寛ぎ住む場所、むら」)の意味)から、「中国に昔、
存在した地名」の意味を表しましたが、借りて(同じ読みの部分に当て字
として使って)、「香りの良いさま(様)」を表す擬態語(事物の状態や
身ぶり等の感じをいかにもそれらしく象形文字で表したもの)として
用いられるようになりました。
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読み
音読み:「イク」
訓読み:「かぐわ(しい)」、「さか(ん)」、「ふみ」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):
「あや」、「か」、「かおる」、「くに」、「たかし」、「ぶみ」、「ゆう」
画数
「9画」
部首
「阝(おおざと(大里))」
「阝」を含む漢字一覧
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