「郷/鄕」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「郷」は小学6年生で習います。「鄕」は常用漢字外です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首、書き順(郷) |
意味 |
①「さと」
ア:「行政区画の名前。周代では、一万二千五百戸ある地」
イ:「村里(都会から離れた地方で人や家が集まっている所)」、
「田舎(都会から離れた地方)」
ウ:「国」
エ:「ところ(場所)」
②「ふるさと(自分の生まれ育った土地)」(例:故郷、郷里)
③「受ける」
ア:「天から授かる」
イ:「丁寧な対応を受ける」
④「響(ひび)く」、「響き」
⑤「向かう」、「向き」、「方向」
⑥「先」、「先に」、「以前に」
日本のみ用いられる意味
⑦「奈良時代から平安初期に行われた行政区画の一つ」
⑧「都市の近郊」
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成り立ち |
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象形文字です。「ごちそうを真ん中にして二人が向き合う」象形から、
「むかう」を意味する「郷」という漢字が成り立ちました。(また、「畺(キョウ)」
に通じ(同じ読みを持つ「畺」と同じ意味を持つようになって)、「しきられた
耕地」、「ふるさと」の意味も表すようになりました。)
※「鄕」は俗字(世間(人が集まり生活している場)では使われているが、
国の規則(決まり)では認められていない漢字)です。
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読み
音読み:「キョウ(キャウ)」、「ゴウ(ガウ)」
訓読み:常用漢字表内はなし
常用漢字表外:「さと」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「あき」、「あきら」、「のり」
画数
「11画」(郷)
「13画」(鄕)
部首
「阝(おおざと(大里))」
「阝」を含む漢字一覧
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書き順・書き方(郷) |
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