「畳/疊」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「畳」は中学生で習います。「疊」は常用漢字外(人名用漢字)です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「たたむ」
ア:「広げてある物を折り返して重ねる」
イ:「積み重ねる」
ウ:「積み重なる」
エ:「たたまる(積み重なった状態となる)」
以下は日本のみで用いられる意味
オ:「折って小さくまとめる」(例:傘を畳む)
カ:「その場で続けてきた商売や生活をやめてしまう」(例:店を畳む)
キ:「心の中に隠しておく」(例:胸に畳んでおく)
ク:「責める」、「いじめる」、「いじめて弱らせる」
②「たたみ」
ア:「たたむ事」、「重なる事」
以下は日本のみで用いられる意味
イ:「和室の床に敷くもの。わらを重ね麻糸で締めた板に藺草(いぐさ)で
編んだ表をつけ、ふつう両縁に布でへりをつける」
ウ:「石や瓦(かわら)などを敷き並べた所」(例:石畳)
エ:「草履(ぞうり)や下駄(げた)の表につける物」
③「繰り返す」
④「繰り返し」
⑤「歌の同一文句を繰り返して歌うこと」
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成り立ち |
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会意文字です(畾(晶)+宜)。「澄み切った星の光」の象形(「ひかり・あきらか」
の意味だが、ここでは、「同じものを重ねる」の意味)と「まないたの上に
肉片をのせた」象形から、まないたの上に重なる美食を意味し、そこから、
「かさねる」を意味する「畳」という漢字が成り立ちました。
※「畳」は「疊」の略字です。
※「疊」は「畳」の旧字(以前に使われていた字)です。
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読み
音読み:「ジョウ」
常用漢字表外:「チョウ」
訓読み:「たたみ」、「たた(む)」
常用漢字表外:「かさ(なる)」、「かさ(ねる)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「あき」
画数
「12画」(畳)
「22画」(疊)
部首
「田(た、たへん(田偏))」
「田」を含む漢字一覧
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