「湿/濕」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「湿」は中学生で習います。「濕」は常用漢字外(人名用漢字)です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「しめる」
ア:「うるおう、ぬれる(水分がかかったり水につかったりしてしみ込む)」
(例:湿気、湿潤)
イ:「元気がなく沈んだ状態になる」(例:打線が湿る)
ウ:「勢いが弱まる」、「衰える」
エ:「火が消える」
オ:「落ち着きがある」
②「しめす」
ア:「うるおす、しめらす、ぬらす(水分を少し与える)」
イ:「筆に墨をつける」
ウ:「手紙を書く」
エ:「火を消す」、「水でぬらして火を消す」
③「性格や行為が暗くてじめじめしている(晴れ晴れしていない)」
④「うれえる(よくないことになるのではないかと心配する)」
⑤「失望する(期待がはずれてがっかりする)」
⑥「へり下る(自分を人より劣った者として扱う)」
⑦「川の名前。山東省に発して黄河にそそぐ」
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成り立ち |
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会意文字です。「流れる水」の象形と「糸」の象形から、糸に水をつけた
さまを表し、そこから、「しめらす」を意味する「湿」という漢字が成り立ちました。
※「湿」は「濕」の略字です。
※「濕」は「湿」の旧字(以前に使われていた字)です。
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読み
音読み:「シツ」
常用漢字表外:「シュウ(シフ)、トウ(タフ)」(濕のみ)
訓読み:「しめ(る)」、「しめ(す)」
常用漢字表外:「うるお(い)」、「うるお(す)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
画数
「12画」(湿)
「17画」(濕)
部首
「氵(さんずい(三水))」
「氵」を含む漢字一覧
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