「懸」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「懸」は中学生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「かける」
ア:「つり下げる」、「ひっかける」
イ:「かかげる(人目につく高い所へ上げる)」、「かかげて示す」
(例:懸賞)
ウ:「(心に)とどめる」、「とめておく」(例:懸念)
②「かかる(ぶら下がる、たれ下がる)」
③「へだたる」、「かけ離れる」(例:懸隔)
④「決着していない」(例:懸案)
[架・懸・掛の使い分け](かける)
「架」・・・「かけわたす(物をこちら側の高い所から向こう側の高い所
へ渡して固定する)」(例:橋を架ける)
「懸」・・・「離れないようにする」、「つなぐ」(例:思いを懸ける)
「掛」・・・上記以外は、「掛」を用いるか、ひらがな書きとなる。(例:腰掛け)
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(縣+心)。「大地を覆う木の象形と糸の象形と
目の象形」(木から髪または、ひもで首をさかさまにかけたさまから、
「かける」の意味)と「心臓」の象形から、「心にかける」、「つり下げる」
を意味する「懸」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「ケン」、「ケ」
訓読み:「か(かる)」、「か(ける)」
常用漢字表外:「へだ(たる)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「とお」
画数
「20画」
部首
「心(こころ)」
「心」を含む漢字一覧
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