「屑」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「屑」は常用漢字外(人名用漢字)です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「細かなことにこだわって、ゆとりや落ち着きがない」、「細かい」
②「考えが浅く,言動に慎重さを欠くさま」、「よく考えずに物事をするさま」
③「いさぎよい」(同意語:潔)
ア:「けがれ(よごれ)がない」、「きれい」(例:清潔)
イ:「行いが正しく、自分勝手な考えがない」、「未練(諦められず、
いつまでも過去の出来事を引きずる事)がない」
④「かえりみる」(同意語:顧)
ア:「過ぎ去った事を思い起こす」
イ:「振り返って見る」
ウ:「心にとどめ考える」、「心配する」
エ:「あたりをぐるぐる見回す」
オ:「かわいがる」、「目下の者や弱い者を大切にする」
カ:「訪ねる」
⑤「くず」
ア:「物のかけらや切れ端などで役に立たないもの」
イ:「いい部分を取ったあとの残りかす」
ウ:「役に立たない人のたとえ」
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成り立ち |
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会意文字です(尸+肖)。「死んで手足を伸ばした人」の象形(「死体」の意味)
と「小さな点の象形と肉の象形」(「背肉の中の幼く小さなもの」の意味)
から、「肉体をこなごなにする」事を意味し、そこから、「細かい」、「くず」
を意味する「屑」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「セツ」
訓読み:「いさぎよ(い)」、「くず」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「きよ」、「きよし」、「よし」
画数
「10画」
部首
「尸(かばね、しかばね、しかばねかんむり(尸冠))」
「尸」を含む漢字一覧
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