「顧」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「顧」は中学生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「かえりみる」
ア:「過ぎ去った事を思い起こす」
イ:「振り返って見る」
ウ:「心にとどめ考える」、「心配する」
エ:「あたりをぐるぐる見回す」
オ:「かわいがる」、「目下の者や弱い者を大切にする」(例:恩顧)
カ:「訪ねる」
②「見る」、「見つめる」
③「観察する(物事の状態や変化を注意深く見る)」
④「思う」
⑤「かえりみ(かえりみる事)」
⑥「帰る」、「戻る」(例:顧反)
⑦「めぐる(ぐるぐる回る)」
⑧「かえって(反対に、逆に)」
⑨「ゆえに」、「それゆえ」
⑩「ただ」
ア:「それだけ(限定の意味)」
イ:「ひたすら」
ウ:「しかし」
エ:「いたずらに(内容がない、無駄)」
[顧・省の使い分け](かえりみる)
「省」・・・「反省する。」(例:自らを省みる)
「顧」・・・「後方や過去を振り返る。」(例:昔の思い出を顧みる)
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成り立ち |
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形声文字です(雇+頁)。「片開きの戸の象形(「入口」の意味)と尾の短い
ずんぐりした小鳥の象形」(「季節ごとに色が変わって、季節の入口を示す鳥、
ふなしうずら」の意味だが、ここでは、「古(コ)」に通じ(同じ読みを持つ「古」と
同じ意味を持つようになって)、「ふるい」の意味)と「人の頭部を強調した」
象形(「頭」の意味)から、頭で古い方を「かえりみる」を意味する「顧」という
漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「コ」
訓読み:「かえり(みる)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「み」
画数
「21画」
部首
「頁(おおがい(大貝)、いちのかい(一ノ貝))」
「頁」を含む漢字一覧
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