「翔」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「翔」は人名用漢字(常用漢字外)です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「かける・とぶ」
ア:「鳥が空高く飛ぶ。しょう。」(例:飛翔)
イ:「翼を張って飛び回る。しょう。」(例:回翔)
ウ:「肩から手首までの部分を鳥の翼のように広げて、
前かがみに早足に歩く。身分の高い人の前などを
通る際の作法(方法)。しょう。」(例:翔趨)
②「巡る。あちこちまわり歩く。」(例:翔集)
③「振り返る」
④「さまよう。目的なく歩き回る。迷って歩き回る。」(例:翔羊)
⑤「つまびらか(物事の細かい所まではっきりしている様(さま))」
(例:翔翔)
⑥「かけり」
ア:「鳥が空高く飛ぶ事。
イ:「翼を張って飛び回る事」
ウ:「能楽で、合戦や狂乱等の興奮状態を表す。また、その表現
として用いる囃子(はやし)。また、その囃子による所作(振る舞い)」
エ:「連歌(れんが)・俳諧(はいかい)で、句の発想や表現に
鋭い働きがある事」
※能楽とは、「能」と「狂言」の総称の事。
※能とは、音楽と躍りによる演劇。シリアスな(まじめな)演劇の事。
※狂言とは、笑いを誘う事を目的とした演劇の事。
※囃子(はやし)とは、能・ 歌舞伎等の芸能で、拍子をとり、
または気分を出す為に演奏する音楽。
※「連歌」
⇒和歌の上の句(五、七、五)と下の句(七、七)を多数の人達が交互に
連ねていくもの。
※「俳諧」
⇒使える言葉等の制約が多かった連歌を一般庶民でも楽しめるように
制約を緩めたもの。
※「和歌」
⇒日本だけにある一定規則にそって書き表された文(歌)。現在では
短歌を指す。
※「短歌」
⇒和歌の内の1つ。「五、七、五、七、七」の31字で作られた文(歌)。
テーマは自由。
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成り立ち |
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形声文字です(羊+羽)。「羊の首」の象形(「羊」の意味だが、
ここでは「揚(ヨウ)」に通じ(同じ読みを持つ「揚」と同じ意味を持つ
ようになって)、「あがる」の意味)と「鳥の両翼」の象形から、
「かける・とぶ」を意味する「翔」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「ショウ(シャウ)」、「ゾウ(ザウ)」
訓読み:「かけ(る)」、「と(ぶ)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「かける」
画数
「12画」
部首
①「羊・𦍌・⺶・⺸(ひつじ、ひつじへん(羊偏))」
「羊・𦍌・⺶・⺸」を含む漢字一覧
②「羽・羽(はね、はねへん(羽偏))」
「羽・羽」を含む漢字一覧
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