「就」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「就」は小学6年生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「つく」、「つける」
ア:「つき従う」(例:去就)
イ:「近づいて見る」
ウ:「おもむく(ある場所、方向へ向かって行く)」、「そこへ行く」、
エ:「取り掛かる」、「~し始める」
オ:「従事する(ある物事に関係する)」
カ:「~になりかかる」
②「なる(出来上がる)」、「なす(成し遂げる)」(例:成就)
③「すなわち」
ア:「言いかえれば」、「つまり」
イ:「前に述べた事と次に述べる事とが、まったく同じである
ことを表す。まさしく」
ウ:「前の事柄によって、後の事実が自然に成り立つことを表す。
その時は。そうすれば」
④「すぐに」
⑤「そこで」
⑥「たとい(もし)」(例:就使)
日本のみで用いられる意味
⑦「~につき(それゆえに)」
[着・付・就の使い分け]
「付」・・・「くっつく、所属する。」(例:味方に付く)
「着」・・・「届く、身につける。」(例:手紙が着く、衣服を着る)
「就」・・・「近づく、寄り添う。」(例:先生に就いて勉強する)
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成り立ち |
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会意文字です(京+尤)。「高い丘の上に建つ建物」の象形と「犬」の象形
から、身分の高い人の家に飼われた番犬を意味し、そこから、「つく」、
「つき従う」を意味する「就」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「ジュ」、「シュウ」
訓読み:「つ(く)」、「つ(ける)」
常用漢字表外:「な(す)」、「な(る)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「なり」、「ゆき」
画数
「12画」
部首
①「尢・兀・尣(おう、おうにょう(尢繞)、まげあし(曲げ足)、だいのまげあし
(大の曲げ足))」
「尢・兀・尣」を含む漢字一覧
②「亠(なべぶた(鍋蓋)、けいさんかんむり(卦算冠))」
「亠」を含む漢字一覧
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