「柔」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「柔」は中学生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「やわらかい」
ア:「折れずによく曲がる」、「しなる」(反意語:剛)(例:柔軟)
イ:「弱い」、「弱々しい」(例:柔弱)
ウ:「性格や態度がやわらかい」、「やさしい」(例:柔和)
②「やわらか(しなやか。外から力が加わっても元に戻ろう
とする力があり、折れずに弓のように曲がった状態になる
様(さま))」
②「やわらげる(おだやかになるようにする、性格・態度などが
落ち着いた状態にする)」
③「なつく(慣れて親しむ、慣れて付き従う)」(例:懐柔)
④「安心する」
⑤「うるおす」、「ぬらす」、「水につける」
⑥「陰の日。十干の中の乙・丁・己・辛・癸にあたる日」(例:柔日)
日本のみで用いられる意味
⑦「やわら(柔術、柔道)」
[軟・柔の使い分け]
「軟」・・・「力を加えて変形できる事を重視する場合に多く用いられる」
(例:軟らかな土)
「柔」・・・「力を離すと元に戻る事を重視する場合に多く用いられる」
(例:柔らかな身のこなし)
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成り立ち |
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会意文字です(木+矛)。「大地を覆う木」の象形と「長い柄の頭に鋭い刃
をつけた武器:ほこ」の象形から、矛(ほこ)の柄に使える、折れない
しなやかな木を意味し、そこから、「やわらかい」を意味する「柔」という
漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「ジュウ」、「ニュウ」
訓読み:「やわ(らか)」、「やわ(らかい)」
常用漢字表外:「やさ(しい)」、「やわ(らげる)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「とう」、「なり」、「やす」、「よし」
画数
「9画」
部首
「木(き、きへん(木偏))」
「木」を含む漢字一覧
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