「幾」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「幾」は中学生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「きざし(物事が起こりそうな気配、何かが起こる事を
予感させる現象)」(例:幾微)
②「かすか(やっと感じ取れる程度であるさま、はっきりとはわからないさま)」
③「それとなく(はっきり言わずに、遠回しに)」(例:幾諫)
④危(あや)うい」、「危ない」
⑤「ほとんど」
ア:「もう少しのところ」
イ:「大部分」、「全部とは言えないが、それに近い程度に」
⑥「近い」(例:庶幾)
⑦「こいねがう(心から願う、強く願う)」、「こいねがわくは」(例:庶幾)
⑧「いく、いくばく(どれほどか)(疑問・反語の助字)」
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成り立ち |
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会意文字です。「細かい糸」の象形と「矛(ほこ)の象形と人の象形」
(「守る」の意味)から、戦争の際、守備兵が抱く細かな気づかいを
意味し、そこから、「かすか」を意味する「幾」という漢字が成り立ちました。
また、「近」に通じ(「近」と同じ意味を持つようになって)、「ちかい」、
「祈」に通じ、「ねがう」、借りて(同じ読みの部分に当て字として
使って)、「いくつ」の意味も表すようになりました。
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読み
音読み:「キ」
訓読み:「いく」
常用漢字表外:「きざ(し)」、「こいねが(う)」、「ほとん(ど)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):
「おき」、「ちか」、「ちかし」、「のり」、「ふさ」
画数
「12画」
部首
①「幺(いとがしら(糸頭)、よう)」
「幺」を含む漢字一覧
②「戈(ほこづくり(戈旁)、ほこがまえ(戈構)、かのほこ(戈のほこ)、たすき)」
「戈」を含む漢字一覧
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