「孤」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「孤」は中学生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「孤児(みなしご、こじ)」
ア:「両親・親戚等の保護者のいない未成年者」
イ:「生みの両親が死別、または行方不明となった未成年者」
②「頼る人がいない人」(例:孤独)
③「ひとり」、「ひとつ」
④「ひとりぼっち」
ア:「仲間のいないこと」
イ:「助けのないこと」(例:孤立)
⑤「いやしい」
ア:「身分が低い」
イ:「身なりや考え方や行動がしっかりできていない」
⑥「そむく(取り決めたことや目上の人の考え・命令などに
従わずに反抗したり反対したりする)」(例:孤負)
⑦「離れる」、「遠ざける」、「遠ざかる」(例:孤臣)
⑧「王と諸侯の控え目な(謙遜した)言い回し」
※諸侯とは、君主(国を治める人)の権力の範囲内で一定の領域を
支配する事を許された家来である貴族の事を言う。
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成り立ち |
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形声文字です(子+瓜)。「頭部が大きく手足をなよやかにした乳児」
の象形と「つるになった瓜」の象形(「瓜」の意味だが、ここでは、「懼」に
通じ(「懼」と同じ意味を持つようになって)、「おそれておどおどする」の
意味)から、おどおどした子供を意味し、そこから、「みなしご」を意味する
「孤」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「コ」
訓読み:常用漢字表内はなし
常用漢字表外:「そむ(く)」、「ひと(り)」、「みなしご」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「かず」、「とも」
画数
「9画」
部首
「子(こ、こへん(子偏)、こども(子供)、こどもへん(子供偏))」
「子」を含む漢字一覧
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