「揚」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「揚」は中学生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「あげる」
ア:「高くかかげる」(例:掲揚)
イ:「高温の多量の油の中で食材を加熱する」(例:油で揚げる)
ウ:「船から荷物を陸に移す」(例:荷揚げ)
②「複数あるうちの1つを持ち出して用いる」、「引き上げる」
③「盛んにする」
④「明らかにする」(例:揚言、揚名)
⑤「あがる」
ア:「高く上がる」
イ:「天ぷら・フライなどが、ほどよく熱が通ってできあがる」
ウ:「船の荷物が陸に移る」
⑥「盛んになる」
⑦「知れ渡る」、「明らかになる」
⑧「額(ひたい)」、「眉間(ひたいの中央)」、「眉の上下あたり」
⑨「斧(おの)」
⑩「昔の中国の九州の1つ。長江の南方一帯で、今の江蘇省・
安徽省・江西省・浙江省・福建省をあわせた地方」
日本のみで用いられる意味
⑪「あげ」
ア:「子供の衣服のあげ(子供が大きくなっても着れるように
布を縫いこんでおく部分)」
イ:「油の中で加熱したもの」
[挙・揚・上の使い分け](あげる・あがる)
「挙」・・・「複数あるうちの、1つを持ち出す」、「目立たせる」、
「行う(実施する)」、「全員で」
(例:例を挙げる、犯人を挙げる、結婚式を挙げる、国を挙げる)
「揚」・・・「高くかかげる」、「高温の多量の油の中で食材を加熱する」、
「船から荷物を陸に移す」(例:国旗を揚げる、油で揚げる、荷揚げ)
上記、2つ以外は、すべて「上」を用いるが、実際には、紛らわしい
場合が多いので、「ひらがな書き」の場合がかなり多い。
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(扌(手)+昜)。「5本の指のある手」の象形と「太陽が
地上にあがる」象形(「日があがる」の意味)から、「あげる」を意味する
「揚」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「ヨウ」
訓読み:「あ(げる)」、「あ(がる)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「あき」、「あきら」、「たか」、「のぶ」
画数
「12画」
部首
「扌(てへん(手偏))」
「扌」を含む漢字一覧
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