「戊」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「戊」は常用漢字外(人名用漢字)です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「つちのえ(十干の第五位。五行では、土。方位では中央。
時刻は午前四時ごろ。)」(例:戊辰、戊夜)
※十干とは、甲(こう)・乙(おつ)・丙(へい)・丁(てい)・戊(ぼ)・
己(き)・庚(こう)・辛(しん)・壬(じん)・癸(き)の総称の事を言う。
(生物が生まれてから死ぬまでのの循環過程を分けて表したもの)
※五行とは、 木・火・土・金・水の事を言う。また、五行思想とは、
すべての物は木・火・土・金・水から成り立っているという考えの
事を言う。
②「しげる(茂)」
③「矛(両刃の剣に柄をつけた、刺突のための武器)」
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成り立ち |
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象形文字です。「斧のような刃のついた矛」の象形から、「矛」を
意味する「戊」という漢字が成り立ちました。また、「茂(ボウ)」に
通じ(同じ読みを持つ「茂」と同じ意味を持つようになって)、
「しげる」、植物の成長が絶頂期にあるという意味から、
「十干の第五位(番目)」の意味も表すようになりました。
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読み
音読み:「ボ」、「ボウ」
訓読み:「つちのえ」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「しげ」、「しげる」
画数
「5画」
部首
「戈(ほこづくり(戈旁)、ほこがまえ(戈構)、かのほこ(戈のほこ)、たすき)」
「戈」を含む漢字一覧
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「茂」、「矛」
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