「真/眞」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「真」は小学3年生で習います。「眞」は常用漢字外(人名用漢字)です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首、書き順(真) |
意味 |
①「まこと」
ア:「いつわりではない事」、「本当の事」
イ:「本物」
ウ:「正しい」、「正しいもの」
②「まことに」、「本当に」
③「自然のまま」(例:天真爛漫)
④「生まれつき」、「天性」
⑤「もと」、「本質」
⑥「自然の不思議」
⑦「道家で奥義を極めた人。また、その著書などに冠して用いる語」
⑧「楷書(かいしょ)」
⑨「物の姿」(例:写真)
日本のみで用いられる意味
⑩「ま(まこと、本当、真実)」(例:真に受ける)
⑪「接頭語」
ア:「正しい」、「まじめ」(例:真顔)
イ:「まことの」、「うそいつわりのない」(例:真心)
ウ:「正確・中央などの意味」(例:真正面、真夜中)
エ:「完全な」、「まじりもない」(例:真水、真っ白)
オ:「美しい、立派である等、ほめたたえる意味を表す」
(例:真清水、真弓、真鉄)
カ:「ある種の生物などの標準的なものの意味を表す」(例:真鯉)
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成り立ち |
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会意文字です(匕+鼎)。「さじ」の象形と「鼎(かなえ)-中国の土器」の
象形から鼎に物を詰め、その中身が一杯になって「ほんもの・まこと」を
意味する「真」という漢字が成り立ちました。
※「真」は「眞」の略字です。
※「眞」は「真」の旧字(以前に使われていた字)です。
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読み
音読み:「シン」
訓読み:「ま」
常用漢字表外:「まこと」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):
「あつ」、「さだ」、「さな」、「さね」、「ざね」、「ただ」、
「ただし」、「ちか」、「なお」、「まき」、「まこ」、「まさ」、
「ます」、「また」、「まな」、「み」、「みち」、「もと」
画数
「10画」(真・眞)
部首
「真」の部首
①「十(じゅう)」
「十」を含む漢字一覧
②「目(め、めへん(目偏))」
「目」を含む漢字一覧
「眞」の部首
①「匕(さじ、さじのひ、ひ)」
「匕」を含む漢字一覧
②「目(め、めへん(目偏))」
「目」を含む漢字一覧
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書き順・書き方(真) |
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