「解」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「解」は小学5年生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首、書き順・書き方 |
意味 |
①「とく」
ア:「動物などの体を切り裂く」
(例:解剖)
イ:「ばらばらにする」(例:分解)
ウ:「ほどく」、「束縛や不満・不信・疑惑などの感情を取り除く」
(例:解禁、解任、和解)
エ:「物事の筋道をよくわかるように話して明らかにする」、
「不明な点を明らかにする」(例:詳解、弁解)
②「とける」
ア:「結んであったものが 、自然とはなれたりゆるんだりする」
イ:「束縛から解放されて自由になる」
ウ:「気持ちが和らぐ」
エ:「わかる(さとる)」(例:理解)
③「通す」、「通る」
④「易の六十四卦の1つ。困難が解消する形」
⑤「楽曲または、古体詩の一段落」(例:一解)
⑥「文体の一種。疑いを解消する内容のもの」
⑦「会う」、「出会う」
⑧「おこたる、なまける(すべきものをしないでおく)」
⑨「謝る」
⑩「止める」、「除く」
日本のみで用いられる意味
⑪「とかす」(例:熱で氷を解かす)
⑫「ゲ(下位者から上位者に渡す公文書)」
[解・溶の使い分け](とける・とかす・とく)
「解」・・・「ばらばらになる、疑問を解決する、束縛を除く、
とけてなくなる。」
(例:結び目が解ける、問題を解く、鎖国が解ける、雪解け)
「溶」・・・「個体が液体となる。液体と同化する。」
(例:砂糖が水に溶ける)
[分・解・判の使い分け](わかる)
「解」・・「複雑な事がはっきりする」(例:方程式が解る)
「判」・・「はっきりと区別出来る」(例:違いが判る、犯人が判る)
「分」・・「解」・「判」に置き換えて使う事ができる。また、
人の言うこと・考えを理解して受け入れる際も「分」を
使う。(例:国語の問題が分かる、冗談が分かる)
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成り立ち |
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会意文字です(刀+角+牛)。「刀」の象形と「中が空になっている
固い角(つの)」の象形と「角のある牛」の象形から、刀で牛を裂く
さまを表し、そこから、「とく」を意味する「解」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「カイ」、「ゲ」
訓読み:「と(かす)」、「と(く)」、「と(ける)」
常用漢字表外
「さと(る)」、「ほぐ(れる)」、「ほつ(れる)」、
「ほど(く)」、「ほど(ける)」、「わか(る)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):
「ざ」、「さとる」、「とき」、「ひろ」
画数
「13画」
部首
「角(かく、つの、つのへん(角偏))」
「角」を含む漢字一覧
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書き順・書き方 |
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