「素」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「素」は小学5年生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首、書き順・書き方 |
意味 |
①「もと」
ア:「初め」、「根本」
イ:「原料」(例:素材)
ウ:「きじ(生地)(手を加えていない状態のもの)」、「もとのままの」
エ:「性質(本来そなわっている特徴)」
オ:「昔」、「以前」
②「もとより(前から、初めから)」
③「前もってする」
④「しろ」、「白い」
⑤「常(つね)(いつでも変わることなく同じであること)」、「日頃」(例:平素)
⑥「本当」
⑦「いやしい」
ア:「身分が低い」(例:素官)
イ:「考え方や行動がしっかりと出来ていない」
⑧「内容が伴っていない」(例:素餐)
⑨「基づく(頼りとする、根拠とする)」(例:素位)
日本のみで用いられる意味
⑩「ス」
ア:「何も加わっていないことを表す」(例:素うどん、素肌)
イ:「程度が普通の状態をはるかに越えている」(例:素早い)
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成り立ち |
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形声文字です(糸+昔の省略形)。「より糸」の象形(「糸」の意味)と
「積み重ねた肉片と太陽の象形」(太陽にほした鳥獣の肉の意味だが、
ここでは、「初」に通じ(「初」と同じ意味を持つようになって)、「初め」の
意味)から、繭(まゆ)からつむぎだしたばかりの白い糸を意味し、そこ
から、「もと(初め)」、「白い」を意味する「素」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「ス」、「ソ」
訓読み:常用漢字表内はなし
常用漢字表外:「しろ(い)」、「もと」、「もと(より)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):
「しろし」、「すなお」、「つね」、「はじめ」、「もとい」、「もとむ」
画数
「10画」
部首
「糸(いと、いとへん(糸偏))」
「糸」を含む漢字一覧
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書き順・書き方 |
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