「早」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「早」は小学1年生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首、書き順・書き方 |
意味 |
①「はやい」
ア:「時間的に初めの方。はやく。そう。」
(例:起きるのが早い、朝早く、早朝)
イ:「決まった時期より前。はやく。そう。」
(例:梅雨入りが早い、早く会いたい、時期尚早)
ウ:「物事の進行がある基準よりで前である。はやく。そう。」
(例:宿題を終わるのが早い、早く終わる、早婚)
エ:「簡単である」(例:調べるより聞く方が早い)
オ:「時間をおかないで次の動作や物事が行われる様(状態)を
表す。そう。さっ。」(例:早急、早速)
②「はやく・はや・ばや(急ぐ。急である。すぐに)」
(例:早く終わらせる、足早、早口)
③「はや・はやく(若い)」(例:早く死ぬ、早死に)
④「はやく(驚いたことには)」
⑤「はやく・はや(他と比べて違いがない様(状態)。やっぱり。)」
⑥「早打ち(続けざまにすぐに打ったり 打ち上げたりする事)の略」
⑦「早追い(急用の際に、昼夜兼行で駕籠(かご)をとばした使者)の略」
⑧「時日の経過、ある事柄の実現・完了が、考えていたよりも前という
気持ちを表す語」(例:はや、一年)
⑨「朝」、「夜明け」(例:早天)
⑩「さ(若い意味を表す接頭語)」(例:早苗、早乙女)
⑪「はやめる(時期、時刻を基準よりも前にする)」
⑫「はやまる(時期・時刻が基準よりも前になる)」
[速・早の使い分け](はやい)
「速」・・・「物事の進む程度が大きい」(例:彼は足が速い)
「早」・・・「時間・時期がある基準より前。」(例:朝早く起きる)
実際には、「早口(はやくち)」のように「速」のかわりに「早」を使う例も多い。
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成り立ち |
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会意文字です(日+甲)。「太陽」の象形と「人の頭」の象形から、
人の頭上に太陽が上がり始める朝の意味から、「はやい」を意味
する「早」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「ソウ」、「サッ」
訓読み:「はや(い)」、「はや(める)」、「はや(まる)」、「はや」
常用漢字表外:「そ」、「さわ」、「さか」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「さ」、「さお」、「さき」
画数
「6画」
部首
「日(にち、にちへん(日偏)、ひ、ひへん(日偏))」
「日」を含む漢字一覧
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書き順・書き方 |
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