「会/會」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「会」は小学2年生で習います。「會」は常用漢字外です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首、書き順(会) |
意味 |
①「あう」
ア:「場所を決めて、知っている人同士が顔を向かい合わせる。かい。」
(例:客と会う、会談)
イ:「偶然、知っている人同士が顔を向かい合わせる」
(例:駅で友達に会う)
ウ:「立ち向かう。戦う。」(例:決勝戦で会うチーム)
エ:「ある時期にある物事に巡り合う」
オ:「夫婦になる」
カ:「対する。向かう。」
②「あわせる(顔を向かい合わさせる。引き合わせる。)」
(例:社長に会わせる)
③「ある目的のために多くの人々が集まること。集まり。」
(例:会員、会議)
④「多くの人々が集まる所」(例:社会、都会、会場)
⑤「何かに巡り合う時。チャンス。」(例:機会)
⑥「適う(一致する、条件・ 基準等によく当てはまる)」(例:会心)
⑦「合わせる」(例:会意文字、照会)
⑧「計算する」(例:会計)
⑨「考える」(例:会計)
⑩「多くの人が集まる。また、その集まり。」(例:会式、法会)
⑪「悟る(理解する)」(例:会得)
⑫「図や絵を集めたもの」(例:図会)
⑬「蓋(ふた)」
⑭「要(かなめ-物事の大事な点)。要所。」
⑮「道の交差する所。十字路。」
⑯「縫い目。縫って合わせた所」
⑰「たまたま(偶然に、ちょうどその時に)」
⑱「必ず。きっと。」
⑲「できる(あたう)」
[会・逢・遭・遇・合の使い分け](あう)
「会・逢」・・・「知っている人同士が顔を向かい合わせる」
(例:友人に会う・逢う)
「遭・遇」・・・「好ましくない事が身に起きる」(例:事故に遭う・遇う)
「合」・・・「一緒になる。一緒に行う。一致する」
(例:慰め合う、計算が合う)
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成り立ち |
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象形文字です。「米などを蒸す為の土器(こしき)に蓋(ふた)をした」象形
から土器と蓋(ふた)が、うまく「あう」を意味する「会」という漢字が
成り立ちました。
※「会」は「會」の略字です。
※「會」は「会」の旧字(以前に使われていた字)です。
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読み
音読み:「カイ」、「エ」
訓読み:「あ(う)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):
「あい」、「あう」、「かず」、「さだ」、「はる」、「もち」
画数
「6画」(会)
「13画」(會)
部首
「会・會の部首」
「𠆢(ひとがしら(人頭)、ひとやね(人屋根))」
「𠆢」を含む漢字一覧
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書き順(会) |
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