「甲」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「甲」は中学生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「きのえ(木の兄の意味)」
ア:「十干の第一位」
※甲羅のような堅い殻に覆われた種の状態の意味から、十干の第一位に
割り当てられた
イ:「方位では東」
ウ:「五行では木」
エ:「時刻では午後8時、およびその前後の2時間」
②「よろい(鎧)。また、よろいを着た兵士」
③「こうら」、「亀のこうら」、「殻(から)」(例:亀甲)
④「物事の一番目」(例:甲乙丙丁)
⑤「爪」
ア:「手足の爪」
イ:「琴などの爪」
⑥「種子の外皮。また、種子の皮についている芽生え」
⑦「優れる」、「第一となる」、「最もすぐれた者」、「かしら(頭)」
⑧「なにがし。それがし。名を知らぬ人・不定の人を呼ぶ語。また、
他人の名の代わりにいう語」
日本のみで用いられる意味
⑨「コウ」
ア:「物の背面」(例:手の甲)
イ:「甲斐(山梨県)の略」(例:甲州)
⑩「カン(声の調子の高いこと)」(例:甲高い)
⑪「かぶと」(もと、「胄」が「かぶと」、「甲」が「よろい」であるのに、
誤って逆に用いた事から、甲も「かぶと」の意味を持つようになった。)
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成り立ち |
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象形文字です。「尾をひいた亀の甲羅」の象形から「甲羅」、「殻」
を意味する「甲」という漢字が成り立ちました。(借りて(同じ読みの
部分に当て字として使って)、「きのえ(木の兄)(十干の第一位)」の
意味も表すようになりました。)
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読み
音読み:「カン」、「コウ」
訓読み:常用漢字表内はなし
常用漢字表外:「かぶと」、「きのえ」、「つめ」、「よろい」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「か」、「かつ」、「き」、「は」、「まさる」
画数
「5画」
部首
①「田(た、たへん(田偏))」
「田」を含む漢字一覧
②「曰(ひらび(平日)、いわく)」
「曰」を含む漢字一覧
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