「前」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「前」は小学2年生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首、書き順・書き方 |
意味 |
①「まえ」(反意語:後)
ア:「まっすぐ立った状態で目で見ている方向。先。ぜん。」
(例:前にある車、前方)
イ:「他人のいる所」(例:子供の前で言うな)
ウ:「建物等の正面(表の方・重要な位置を占めている方)」
(例:会社の前の通り)
エ:「その事柄に対した時の状況」(例:目標の前に立つ難題)
オ:「連続するものの初めの部分。先。ぜん。」(例:行列の前に立つ、前衛)
カ:「ある時点より過去。昔。ぜん。」(例:前に会った、以前)
キ:「身体の正面の部分。性器(子作りする際に使用する
身体の一部)。」(例:前を隠す)
ク:「今まで経験してきた仕事・身分・ 地位・学業等の事柄。ぜん。」
(例:前を確認する、前歴)
ケ:「今まで犯した犯罪。ぜん。」(例:前がある、前科)
コ:「正面(表の方・重要な位置を占めている方)の庭。ぜん。」(例:前庭)
サ:「神の身体。神を直接指すのを避けて付ける語。」
シ:「神・貴人(身分・地位の高い人)を尊敬して言う語。ぜん。」
(例:前哲、前聖)
ス:「前神(まえがみ)(2人以上の神を祭った神社で、中心となる
神以外の神の事)の略」
セ:「連歌・俳諧で、前句の事」
※連歌とは、和歌の上の句(五、七、五)と下の句(七、七)を多数の
人達が交互に連ねていくもの。
※俳諧とは、使える言葉等の制約が多かった連歌を一般庶民でも
楽しめるように制約を緩めたもの。
※前句とは、連歌・俳諧で、句を連ねる際に先に位置する句。
※和歌とは、日本だけにある一定規則にそって書き表された文(歌)。
現在では短歌を指す。
※短歌とは、和歌の内の1つ。「五、七、五、七、七」の31字で
作られた文(歌)。テーマは自由。
ソ:「身分の高い女性の名の下に付いて、尊敬の気持ちを表す。」
(例:千手の前)
タ:「割り当てた量・部分」(例:5人前)
チ:「立派な状態」(例:腕前、男前)
②「今より一つ昔の意味を表す」(例:前世紀)
③「二つに分けたものの初めの方の意味を表す」(例:前半)
④「机やひじかけ等を数えるのに用いる」(例:机、一前)
⑤「神や神社を数えるのに用いる」(例:神、一前)
⑥「進む」(例:前行)
⑦「先立つ(先頭に立って行く)」、「導く」(例:前駆)
⑧「先立ち(先に立って人を導く事。また、その人。)」(例:前導)
⑨「切る」、「切って揃える」(同意語:剪)
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(止+舟+刂(刀)。「立ち止まる足の象形と渡し舟
の象形」(「進む、まえ」の意味)と「刀」の象形から「まえ、すすむ、きる」
を意味する「前」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「ゼン」
常用漢字表外:「セン」
訓読み:「まえ」
常用漢字表外:「さき」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「くま」、「すすむ」、「ちか」
画数
「9画」
部首
①「八(は、はち、はちがしら(八頭))」
「八」を含む漢字一覧
②「刂(りっとう(立刀))」
「刂」を含む漢字一覧
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書き順・書き方 |
美しい漢字の書き方 |
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