「文」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「文」は小学1年生で習います。「文」は部首です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首解説、書き順・書き方 |
意味 |
①「あや」(同意語:綾)
ア:「物の表面に現れたさまざまな形や模様。特に、
線が斜めに交わった模様。ぶん。もん。」
(例:美しい壺の文、文飾、文様)
イ:「特に苦労した言葉の言い回し。何通りにも解釈できるような
表現・複雑な言い回し。」(例:言葉の文)
ウ:「表面的には見えないが、辿(たど)ると見えてくる社会や
世の中の入り組んだ仕組み」(例:歴史の文)
②「ふみ」
ア:「書物(書いた物)。ぶん。」(例:文書、文面)
イ:「手紙」(例:恋文)
ウ:「学問。芸術。ぶん。」(例:文武両立、文化)
エ:「漢詩(中国の詩)」
③「飾り」、「外見を美しく飾る事」(例:文飾)
④「彩り」
⑤「外見の美」(例:文質)
⑥「言葉を写す記号」(例:文字、説文)
⑦「言葉。言葉を写す記号連ねた物」(例:文句、文章、呪文)
⑧「現れ」、「現象」(例:天文)
⑨「すじ(筋道)」(例:文理)
⑩「のり(法律、規範(手本)、おきて、決まり、制度)」(例:文吏、文法)
⑪「礼儀」
⑫「美しい」、「雅(みやび)やか」(例:文雅)
⑪「仁徳(他人に対する思いやりの心)」
⑫「飾(かざ)る」
⑬「入れ墨をする」
⑭「もん」
ア:「穴あき銭。江戸時代の最小単位の通貨」
イ:「たび(足に履く袋状の履物)・靴などの大きさを表す単位。
一文は、2.4cm」
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成り立ち |
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象形文字です。「人の胸を開いてそこに入れ墨の模様を描く」象形
から「模様」を意味する「文」という漢字が成り立ちました。
※漢字が誕生した紀元前17世紀頃、中国では墨(入れ墨)という刑が
すでに存在していました。(紀元前に孔子が編集した「書経」より)
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読み
音読み:「ブン」、「モン」
訓読み:「ふみ」、「あや」
名前(音読み・訓読み以外の読み):
「あき」、「いと」、「すじめ」、「とも」、「のぶ」、「のり」、「ひさ」、「ひとし」、
「ふみし」、「ふむ」、「み」、「や」、「やす」、「ゆき」、「よし」
画数
「4画」
部首
「文(ぶん、ぶんにょう(文繞)、ふみづくり(文旁)」
「文」を含む漢字一覧
部首解説:
「文」をもとにして、模様の意味を含む漢字ができている。
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書き順・書き方 |
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