「詩」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「詩」は小学3年生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首、書き順・書き方 |
意味 |
①「し」
ア:「自然や出来事から受ける興味や感動をリズムを持つ言葉で表現
したもの。文字の数や区切りの数などに決まりのあるものとない
ものがある。」
イ:「からうた(漢詩)の事。」(漢詩とは、中国の①の事。)
ウ:「経書の名前(詩経)」(五経(ごきょう)の1つ)
※経書・経とは、儒教ができる基(基礎)となっている書物の事。
※詩経とは、中国最古の詩集の事。
※儒教とは、孔子(前552~前479)が説いた、国は武力ではなく、
徳(人間性・性格・考え方を良くする為の行動で教え導き、考え方や
行動に影響を与えて、自然にそれを変えさせること)によって天下を
治めるべきであるという思想の事。
[日本の詩(①-ア)の種類には以下のものがある]
「和歌」
⇒日本だけにある一定規則にそって書き表された文(歌)。現在では短歌を指す。
「短歌」
⇒和歌の内の1つ。「五、七、五、七、七」の31字で作られた文(歌)。
テーマは自由。
「長歌」
⇒和歌の内の1つ。「五、七」を3回以上繰り返し、最後を7文字(音)にする。
「旋頭歌」
⇒和歌の内の1つ。「五、七、七」を2回繰り返したもの。
「仏足石歌体」
⇒和歌の内の1つ。「五、七、五、七、七、七」の38字で作られた文(歌)。
「連歌」
⇒和歌の上の句(五、七、五)と下の句(七、七)を多数の人達が交互に
連ねていくもの。
「俳諧」
⇒使える言葉等の制約が多かった連歌を一般庶民でも楽しめるように
制約を緩めたもの。
「俳句」
⇒五、七、五の17字で作られた文。季節を表す「季語」を入れなければならない、
切れ字(「かな」、「けり」等の変化を持たせたり、言い切る働きをする語)を
用いなければならないというルールがある。
「川柳」
⇒五、七、五の17字で作られた文。季語や切れ字などの制約がない。
話し言葉を用いる。俳句の後に生まれた。
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成り立ち |
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形声文字です(言+寺)。「取っ手のある刃物の象形と口の象形」
(「(つつし(慎・謹)んで)言う」の意味)と「植物の芽生えの象形
(「止」に通じ(同じ読みを持つ 「止」と同じ意味を持つように
なって)「とどまる」の意味)と手の象形」(「役所、寺」の意味だが、
ここでは、「之(シ)」に通じ、「ゆく」の意味)から、内面的なものが、
言語表現に向かっていったもの、「うた」を意味する「詩」という
漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「シ」
訓読み:常用漢字表内はなし
常用漢字表外:「うた」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「ゆき」
画数
「13画」
部首
「言(ごんべん(言偏)、げん、ことば(言葉))」
「言」を含む漢字一覧
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書き順・書き方 |
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