「里」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「里」は小学2年生で習います。「里」は部首です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首解説、書き順・書き方 |
意味 |
①「さと」
ア:「山中や田や畑が広がっている場所の中で、人が住む家が
集まっている所」(例:山から里へ帰る)
イ:「田舎(都会から離れた所)」
ウ:「実家(自分の生まれた家)」(例:お盆は里に帰る)
エ:「養育費を出して子供を預けておく家」
オ:「生まれ育った家庭環境・経済状態・人間関係等の状況」
カ:「遊里(女と遊ぶ店が集まった地域)」
キ:「宮廷(天皇の住む所)を「うち」といったのに対して、宮廷で
働く人が自分の家を言った語」
ク:「寺に対して、日常生活を送っている所」
ケ:「大宝律令(701年で制定された日本の法制度)定められた
地域区分の1つ。50戸を1里(り)とした。」
②「屋敷」、「住まい(住んでいる家や所)」
③「周代の行政区画。25戸を言う」
④「居(い)る」、「その場に居(い)る」
⑤「道の長さ。周代では405メートル、現在の中国では、500メートル。」
⑥「憂(うれ)える」、「憂(うれ)い」
⑦「面積の単位。1里は約35ヘクタール(1ヘクタールは100m×100m)」
⑧「道の長さ。日本で1里は3927メートル。」
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成り立ち |
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会意文字です(田+土)。「区画された耕地」の象形と「土地の神を祭る為
に柱状に固めた土」の象形から耕地・土地の神を祭る為の場所のある
「さと」を意味する「里」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「リ」
訓読み:「さと」
常用漢字表外:「さ」、「みちのり」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「さとし」、「のり」
画数
「7画」
部首
「里(さと、さとへん(里偏))」
「里」を含む漢字一覧
部首解説:
「里」をもとにして、郊外の意味を含む漢字ができている。
ただ、「重」や「量」のように起源・意味が異なる漢字もある。
合わせてチェックしてみよう
「莉」、「利」、「理」、「璃」、「李」、「梨」
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書き順・書き方 |
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