「蒔」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「蒔」は常用漢字外(人名用漢字)です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「植(う)える。苗を植(う)える。」
②「移し植える。植え替える。」
③「立てる」
④「蒔蘿(ジラ)は、セリ科の一年草(一年で枯れ死んでしまう植物)。
成長すると高さ40-60cmに達し、白か黄色の花をつける。別名は
イノイド、ディル、ヒメウイキョウ。」
⑤「まく」(同意語:播く)
ア:「植物の種子を畑などに散らす。また、土に散らし埋める。」
(例:野菜の種を蒔く)
イ:「植物の種子を散らすさま(様)を置き換えて表現して)物事の
原因をつくる」(例:戦争の種を蒔く)
ウ:「粉末を散らして落とす」(例:金銀の粉を蒔いた皿、蒔絵)
エ:「蒔絵(まきえ-器物に漆で模様を描き、その上に金・銀の粉を
散らして磨いたもの)が付いている」(例:花の模様を蒔いた皿)
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成り立ち |
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形声文字です(艸+時)。「並び生えた草」の象形と「立ち止まる足の
象形と出発線を示す横一線(出発線から今にも一歩踏み出して「ゆく」
の意味)と「太陽」の象形(「日」の意味)」(「進みゆく日、時」を意味だが、
ここでは「是(シ)」に通じ(同じ読みを持つ「是」と同じ意味を持つように
なって)、「まっすぐ立つ」の意味)から、田に苗をまっすぐに
挿して「うえる」を意味する「蒔」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「シ」、「ジ」
訓読み:「ま(く)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「まき」
画数
「13画」
部首
「艹・艹・艸(くさ、くさかんむり(草冠)、そうこう)」
「艹・艹・艸」を含む漢字一覧
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