「乱/亂」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「乱」は小学6年生で習います。「亂」は常用漢字外です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首、書き順・書き方 |
意味 |
①「みだれる」
ア:「まとまりがなくなる」、「ばらばらになる」
イ:「決まり・法律・秩序などがなくなる」(例:乱世)
ウ:「迷う」、「まどう」(例:惑乱)
エ:「入り混じる」(例:混乱)
オ:「騒動・戦争が起きたりして、平和でなくなる」
②「みだす」
ア:「まとまりをなくす」、「ばらばらにする」
イ:「決まり・法律・秩序をやぶる」
ウ:「迷わせる」、「まどわせる」
エ:「入り混じらせる」
オ:「騒動・戦争を起す」
③「みだれ」
ア:「まとまりがない事」、「ばらばらな事」
イ:「決まり・法律・秩序がない事」
ウ:「迷い」
エ:「入り混じっている事」
オ:「騒動・戦争」(例:反乱)
④「みだりに」
ア:「物事が正しいか・正しくないかを判断せずに行うさま」
イ:「正当な理由や資格もなく行うさま」(例:乱発)
⑤「川を横切って渡る」(例:乱流)
⑥「音楽の最後の一節(一区切り)」
⑦「国や家の中を秩序(望ましい状態を保つ為の順序や決まり)
のある状態にする」(例:乱臣)
日本のみで用いられる意味
⑧「みだれ」
ア:「音楽をともなわない能楽の舞の一種」
イ:「芝居で太鼓入りの囃子(はやし)の事」
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成り立ち |
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会意兼形声文字です。「糸を上と下からひっぱる」象形(「みだれる」の
意味)と「乱れた糸の端」の象形から、「みだれる」、「みだれ」を意味する
「乱」とう漢字が成り立ちました。
※「乱」は「亂」の俗字(略字)です。
※「亂」は「乱」の旧字(以前に使われていた字)です。
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読み
音読み:「ラン」
常用漢字表外:「ロン」
訓読み:「みだ(す)」、「みだ(れる)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「おさむ」
画数
「7画」(乱)
「13画」(亂)
部首
「乱」の部首
①「舌(した、したへん(舌偏))」
「舌」を含む漢字一覧
②「乙(おつ、おつにょう(乙繞))」、「乚(おつ、おつにょう(乙繞)、つりばり)」
「乙(乚)」を含む漢字一覧
「亂」の部首 「乙(おつ、おつにょう(乙繞))」、「乚(おつ、おつにょう(乙繞)、つりばり)」
「乙(乚)」を含む漢字一覧
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書き順・書き方 |
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