「薫/薰」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「薫」は中学生で習います。「薰」は常用漢字外(人名用漢字)です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「香草(かおりぐさ-よいにおいのする草)」
②「かおり(雰囲気や肌で感じるにおい)」(例:春の薫り)
③「かおる(雰囲気や肌で感じるにおいが良く感じる)」
④「くすべる・いぶす(物を燃やして煙が出るようにする)」、「焼く」(同意語:熏)
⑤「香草を燃やして、香りを衣服などに染み込ませる」
⑥「徳(人の性格で、生まれつきまたは生活する中で身についているもの)の
力で善(よい行い)に導く」(例:薫化)
⑦「功績」、「手柄」(同意語:勲)
⑧「穏やかなさま」
[香・薫の使い分け](かおり、かおる)
「香」・・・「鼻で感じるにおい。」(例:梅の香り)
「薫」・・・「雰囲気や肌で感じるにおい。」(風薫る5月)
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(艸+熏)。「並び生えた草」の象形(「草」の意味)と
「煙の象形と袋の象形と燃え立つ炎の象形」(「香をたく・良い香り」の意味)
から、「香気(良い香り)がする草」を意味する「薫」という漢字が成り立ちました。
※「薫」は「薰」の略字です。
※「薰」は「薫」の旧字(以前に使われていた字)です。
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読み
音読み:「クン」
訓読み:「かお(る)」
常用漢字表外:「かおりぐさ」、「た(く)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):
「かおる」、「くに」、「くる」、「しげ」、「たか」、「ただ」、「つとむ」、
「にお」、「のぶ」、「ひで」、「ふさ」、「ほう」、「まさ」、「ゆき」
画数
「16画」(薫)
「17画」(薰)
部首
「艹・艹・艸(くさ、くさかんむり(草冠)、そうこう)」
「艹・艹・艸」を含む漢字一覧
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