「櫓」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「櫓」は常用漢字外(人名用漢字)です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「たて(盾)」、「大きな盾」
②「やぐら」
ア:「武器を入れておく倉庫」
イ:「城門や城壁の上につくった一段高い建物。敵の様子を
探ったり、射撃の為に用いた。」
ウ:「木材や鉄骨などを用いて組み立てた高い構築物」
エ:「こたつの布団を掛けるための四角い枠」
オ:「戦国時代から近世の軍船に設けられた展望台」
カ:「やぐら投げの略」
※やぐら投げとは、相撲の手の一つ。四つに組んだ体勢からさらに
踏み込み、相手の内股 (うちまた) を自分の片股 (かたもも) にのせて
はね上げ、つりぎみに振り回して投げる
キ:「やぐら囲いの略」
※やぐら囲いとは、将棋で王将を守る陣形の1つ。
③「和船をこぎ進める用具の1つ」
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成り立ち |
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形声文字です(木+魯)。「大地を覆う木」の象形と「魚の象形(「鹵(ロ)」に
通じ(「鹵」と同じ意味を持つようになって)、「おろか」の意味)と口の象形」
(「考えが足りない言い方」の意味だが、ここでは「露(ロ)」に通じ、
「むきだしになる」の意味)から、屋根がなくむきだしになっている
「物見やぐら」を意味する「櫓」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「ロ」
訓読み:「やぐら」
画数
「19画」
部首
「木(き、きへん(木偏))」
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