「露」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「露」は中学生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「つゆ」
ア:「晴れた朝に草の上などに見られる水滴。地面や物体が
冷えると、大気中の水蒸気が液体へ変化して生じる。ろ。」
(例:草露、夜露)
イ:「わずかな事(数量・程度・価値・ 時間等がほんの
少しである事)」(例:露の間)
ウ:「はかなく((長続きせず)消えやすい事。ろ。」(例:朝露、露命)
エ:「袖(そで-筒状になっていて腕を通す部分)の入口を
絞って動きやすくする緒(糸や紐など)の垂れた端」
オ:「掛け物の風帯の端をとじた糸の余りを両端へ出した物」
カ:「涙に例えて言う語」
キ:「結婚や出産等の祝いを表す為に贈る金銭や品物」
ク:「豆板銀(江戸時代の銀貨の一種)の別の呼び名」
ケ:「少しも」、「まったく」(例:そんな事は露知らずにいた)
コ:「少し」、「ちょっと」
②「現す」、「広く人の目に触れるようにする」、「現れる」
(例:暴露、発露)
③「漏れる」(例:露呈)
④「潤(うるお)す」
⑤「疲れる」、「疲れて痩せて骨ばかりになる」
⑥「敗(やぶ)れる」
⑦「屋根がなく雨ざらしになる」(例:露営、露天風呂)
⑧「国名。露西亜(ロシア)の略」
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成り立ち |
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形声文字です(雨+路)。「雲から水滴が滴(したた)り落ちる」象形と
「胴体の象形と立ち止まる足の象形と上から下へ向かう足の象形
と口の象形」(人が歩き至る時の「みち」の意味だが、ここでは、
「落」に通じ、「おちる」の意味から、落ちてきた雨を意味し、
そこから、「つゆ(晴れた朝に草の上などに見られる水滴)」を意味
する「露」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「ロ」、「ロウ」
訓読み:「つゆ」
常用漢字表外:「あらわ」、「あらわ(れる)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「あき」、「あきら」
画数
「21画」
部首
「雨・⻗(あめ、あめかんむり(雨冠)、あまかんむり(雨冠))」
「雨・⻗」を含む漢字一覧
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