「独/獨」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「独」は小学5年生で習います。「獨」は常用漢字外です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首、書き順(独) |
意味 |
①「ひとり」
ア:「一緒に行動する人がいない」(例:孤独)
イ:「人と異なる」、「自分だけ」(例:独自)
ウ:「ある1つの事に集中するさま」、「ひたすら」、「ただ」
エ:「ただ~だけ」(助字)
オ:「どうして~か」(助字)
②「ひとりもの(老いて子のいない者、夫のいない婦人、子孫のいない者)」
③「犬のかみ合う事」
④「独逸(ドイツ)の略」
[独・一人の使い分け](ひとり)
「独」・・・「単独、孤独という事を強調する場合。」(例:彼はまだ独りだ)
「一人」・・・「人数が一人である事。」(例:一人ずつ面接する)
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(犭+虫(蜀))。「犬」の象形と「大きな目を持ち桑(植物)
について群がる虫(いもむし)」の象形(「不快ないもむし」の意味)から、
争う事が好きな不快な犬を意味し、それが転じて(派生して・新しい意味が
分かれ出て)、「ひとり」を意味する「独」という漢字が成り立ちました。
※「独」は「獨」の略字です。
※「獨」は「独」の旧字(以前に使われていた字)です。
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読み
音読み:「ドク」
常用漢字表外:「トク」
訓読み:「ひと(り)」
常用漢字表外:「ひとり」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「かつ」
画数
「9画」(独)
「16画」(獨)
部首
「犭(けものへん(獣偏)、いぬへん(犬偏))」
「犭」を含む漢字一覧
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書き順(独) |
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