「処/處」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「処」は小学6年生で習います。「處」は常用漢字外です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首、書き順(処) |
意味 |
①「おる(居)」、「いる」
ア:「とまっている」、「落ち着く」
イ:「役所などの公的な機関に勤めないで家にいる」(処士)
ウ:「嫁に行かないで家にいる」(例:処女)
②「おく(置)」、「すえる」
③「物事を段取りをつけて終わらせる」(例:処置、処理)
④「適切に決める」(例:善処)
⑤「ところ」、「場所」(例:随処)
⑥「つね(常)」、「一定不変」
日本のみで用いられる意味
⑦「ところ(~したところ)」(接続の言葉)
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成り立ち |
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会意文字です(几+夂)。「下向きの足」の象形と「台」の象形から、
「台をおりる」、「腰掛ける」、「居る」を意味する「処」という漢字が
成り立ちました。(旧字の虎の頭の象形(虍)は、「居(コ)」に通じ
(同じ読みを持つ「居」と同じ意味を持つようになって)、「居る」の
意味である。)
※「処」は「處」の略字です。
※「處」は「処」の旧字(以前に使われていた字)です。
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読み
音読み:「ショ」
常用漢字表外:「ソ」
訓読み:常用漢字表内はなし
常用漢字表外:「お(く)」、「お(る)」、「ところ」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):
「おき」、「おる」、「さだむ」、「すみ」、「ふさ」、「やす」
画数
「5画」(処)
「11画」(處)
部首
「處」の部首
「虍(とらがしら(虎頭)、とらかんむり(虎冠))」
「虍」を含む漢字一覧
「処」の部首
「几(つくえ、きにょう(几繞)、つくえきにょう)」
「几」を含む漢字一覧
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書き順・書き方(処) |
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