「頌」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「頌」は常用漢字外(人名用漢字)です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「ほめる(褒・誉)・たたえる(称・讃)⇒人のしたこと・行いを優れて
いると評価して、そのことを言う」(例:頌歌)
②「祝う」(例:頌春)
③「詩経(中国最古の詩集の事)の六義(りくぎ-六種の内容の
分類)の一つ。祖先を祭る所における歌で神が人間に与える力
を褒めた歌」(例:商頌)
④「人の功績・徳や物の美などを褒める事。また、褒めた言葉や
詩や文章。」(例:頌賛、頌辞)
⑤「キリスト教で神を称える歌」(例:頌栄)
⑥「占いの言葉」
⑦「様(さま-状態、姿、形)」
⑧「緩(ゆる)やか。ゆとり。」
⑨「公(おおやけ)」
⑩「ジュ(梵語 gathaの音訳字(外国語を漢字で書き表した字)。仏の
徳や教えを褒める詩)。(仏教語)」(同意語:偈)(例:偈頌)
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(公+頁)。「通路の象形もしくは、2つに分かれて
いる物の象形と場所を示す記号」(「皆が共にする広場」の意味)と
「人の頭を強調した」象形(「頭」の意味)から「頭に装いをして広場で
祭りの舞をする」事を意味し、そこから、「たたえる」を意味する「頌」
という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「ジュ」、「ショウ」、「ジュウ」、「ヨウ」、「ユウ」
訓読み:「たた(える)」、「ほ(める)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):
「うた」、「おと」、「つぐ」、「のぶ」、「よし」、「よむ」
画数
「13画」
部首
「頁(おおがい(大貝)、いちのかい(一ノ貝))」
「頁」を含む漢字一覧
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「公」、「褒」
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