「砕/碎」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「砕」は中学生で習います。「碎」は常用漢字外(人名用漢字)です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「くだく」
ア:「強い力を加えて、固い物やかたまりになっている物を細かくする」
イ:「勢いを弱らせる」
ウ:「あれこれと心を悩ます」、「思い悩む」(例:心を砕く)
エ:「一生懸命、物事を行う」、「身を粉にする(一生懸命、仕事する)」
(例:身を砕く)
オ:「物事をわかりやすく説明する」
カ:「細かく分ける」
②「くだける」
ア:「強い力によって、固い物やかたまりになっている物が細かくなる」(例:玉砕)
イ:「何かをしようとする気持ちや勢いが弱くなる」
ウ:「堅苦しさが取れて、打ち解ける」
エ:「話・文章などが、わかりやすくなる」
オ:「深刻に思い悩む」
カ:「形が整わなくなる」、「いい加減になる」
③「くだけたかけら」
④「くだくだしい(同じことを何度も繰り返したりしてうんざりさせる、
うるさくてしつこい、くどい、細かい)」
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(石+卆(卒))。「崖の下に落ちている石」の象形(「石」の
意味)と「衣服のえりもとの象形に斜め線を付けた文字」(「長生きした人の
死の時に用いる衣服を表し、「おわる」の意味)から、「石が形を失って
くだける」を意味する「砕」という漢字が成り立ちました。
※「砕」は「碎」の略字です。
※「碎」は「砕」の旧字(以前に使われていた字)です。
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読み
音読み:「サイ」
訓読み:「くだ(く)」、「くだ(ける)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
画数
「9画」(砕)
「13画」(碎)
部首
「石(いし、いしへん(石偏))」
「石」を含む漢字一覧
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