「浄/淨」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「浄」は中学生で習います。「淨」は常用漢字外(人名用漢字)です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「きよい」、「きよらか」(例:洗浄、浄化)
ア:「水が澄んでいる」
イ:「にごりや汚れがない」
ウ:「明らか」
エ:「鮮やか(ものの色彩・形などがはっきりしていて、目立つさま)」
オ:「心や行いにけがれがない」、「邪念(悪意)がない」
カ:「さっぱりして気分がいい」、「さわやか」、「すがすがしい」
②「きよめる」、「きよくする」
③「敵役(悪役)」、「中国の劇で主要な悪役をいう」
④「煩悩(人間の心身の苦しみを生み出す精神(心)の働き。
欲望・怒り・悲しみ等)をなくして正しい物事の道筋を自分のもの
にする(悟りを開く)。仏教に関する物事の頭につけて用いる語」
(例:浄土、浄戒)
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(氵(水)+争(爭))。「流れる水」の象形と「ある物を
上下から手で引き合う象形と力強い腕の象形が変形した文字」(「力を
入れて引き合う」の意味)から、力を入れて水を「清める」を意味する
「浄」という漢字が成り立ちました。
※[浄」は「淨」の略字です。
※「淨」は[浄」の旧字(以前に使われていた字)です。
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読み
音読み:「ジョウ」
訓読み:常用漢字表内はなし
常用漢字表外:「きよ(い)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「きよし」、「しず」
画数
「9画」(浄)
「11画」(淨)
部首
「氵(さんずい(三水))」
「氵」を含む漢字一覧
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