「晋/晉」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「晋/晉」は常用漢字外です。「晋」は人名用漢字です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「すすむ(進)」
②「おさえる(抑)」
③「シン(国の名前。周の成王の弟、叔虞(シュクグ)が任命された国。
今の山西省太原地方を中心とした春秋時代の大国。後に
韓・魏・趙の三国に分かれた」(例:三晋)
④「シン(王朝の名前)」
ア:「司馬炎が三国魏の後をついで建てた国。初め洛陽を都とし、
後に長安に都を遷した。四代五十二年(265-316)で前趙に
滅ぼされた。西晋(前晋)という」
イ:「司馬懿(シバイ)のひ孫、司馬睿(シバエイ)が、西晋を継いで
建てた国。都は建業(今の南京)。十代百四年(317-420)で
宋に譲った。東晋(後晋)という。」
ウ:「五代の時、石敬瑭(セキケイトウ)が後唐を滅ぼして建国。
初め洛陽を都とし、後に汴(ベン)に都を遷した。二代十一年
(936-946)で契丹(キッタン)に滅ぼされた。普通、後晋と
呼ばれている。」
⑤「易の六十四卦の1つ。地上の明るさの出るかたちを表す漢字」
※易とは、中国の占いの1つです。
※六十四卦とは、占いのひとつで儒教の基本経典でもある易で
用いられる基本図象の事を言います。
※儒教とは、国は武力ではなく、徳(人間性・性格・考え方を良くするための
行動で教え導き考え方や行動に影響を与えて、自然にそれを変えさせる
こと)によって天下を治めるべきであるという思想の事を言います。
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成り立ち |
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象形文字です。「2本の矢を下向きにして、入れ物に差し込む」象形
から、「はさむ」の意味を表したが、「進(シン)」に通じ(同じ読みを
持つ「進」と同じ意味を持つようになって)、「すすむ」を意味する
「晋」という漢字が成り立ちました。
※「晉」は「晋」の旧字(以前に使われていた字)です。
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読み
音読み:「シン」
訓読み:「すす(む)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):
「あき」、「くに」、「すすむ」、「つき」、「ゆき」
画数
「10画」(晉・晋)
部首
「曰(ひらび(平日)、いわく)」
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「進」、「抑」
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