「頗」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「頗」は常用漢字外(人名用漢字)です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「すこぶる」
ア:「程度が普通の状態を遥かに超えている様(さま)。非常に。」
(例:頗る元気だ)
イ:「大きくではないが、程度が普通の程度を超えて
いる様(さま)。かなり。」
ウ:「少し。やや。」
②「傾(かたむ)く」
③「偏(かたよ)る。公平でない。」(例:偏頗、頗側)
④「邪(よこしま)。正しくない事。」
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成り立ち |
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形声文字です(皮+頁)。「獣の皮を手で剥(は)ぎ取(と)る」象形(「皮」
の意味だが、ここでは「波」に通じ(「波」と同じ意味を持つようになって)、
「波のように揺れ傾く」の意味)と「人の頭を強調した」象形(「頭」の意味)
から「頭が揺れ傾く」事を意味し、そこから、「かたむく」、「かたよる」を
意味する「頗」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「ハ」
訓読み:「すこぶ(る)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
画数
「14画」
部首
「頁(おおがい(大貝)、いちのかい(一ノ貝))」
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「皮」、「剥」
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