「覚/覺」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「覚」は小学4年生で習います。「覺」は常用漢字外です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首、書き順(覚) |
意味 |
①「おぼえる」
ア:「知る」(例:味覚)
イ:「気づく」、「感づく」
(例:発覚、自覚)
②「さとる(理解する)」、「道理(物事の正しい道筋)を知る」、
「迷いがとける」
③「道理」、「さとり」
④「さとりを開いた人」(心の迷いがとけて、いつどんなときにも変わる
ことのない、正しい物事の筋道を自分のものにする)
⑤「さとす(諭)(納得できるように教え導く)」、「さとらせる」
⑥「あらわす」、「明らかにする」
⑦「あらわれる」
⑧「さめる」、「さます」、「目がさめる」、「目をさます」
(例:才能を目覚めさせる)
⑨「うつつ(現実)」
日本のみで用いられる意味
⑩「おぼえる(記憶する)」
⑪「おぼえ」
ア:「記憶」
イ:「信任(信頼・信用して物事を任せること)」(例:信任投票)
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(學の省略形+見)。「両手と建物の象形と
屋根のむねの千木(ちぎ)のように物を組み合わせた象形(「交わる」
の意味)」(教える者が学ぶ者を向上させる場、すなわち「学ぶ」の
意味)と「大きな目と人」の象形から、学んではっきり見える、
「おぼえる・さとる」を意味する「覚」という漢字が成り立ちました。
※「覚」は「覺」の略字です。
※「覺」は「覚」の旧字(以前に使われていた字)です。
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読み
音読み:「カク」
訓読み:「おぼ(える)」、「さ(ます)」、「さ(める)」
常用漢字表外:「さと(り)」、「さと(る)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):
「あき」、「あきら」、「さだ」、「さとし」、
「さとる」、「ただ」、「ただし」、「よし」
画数
「12画」(覚)
「20画」(覺)
部首
「覚」の部首
①「⺍(つ、つかんむり)」
「⺍」を含む漢字一覧
②「見(みる)」
「見」を含む漢字一覧
「覺」の部首
「見(みる)」
「見」を含む漢字一覧
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書き順・書き方(覚) |
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