「省」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「省」は小学4年生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首、書き順・書き方 |
意味 |
①「かえりみる」
ア:「注意して見る」、「よく調べる」
イ:「自分の心を振り返って反省する」
(例:内省)
ウ:「たずねる」、「安否を問う」、「見舞う」(例:帰省)
エ:「訪問する」
②「見る」、「視察する(現場に行き、実際に様子を見る)」
③「はぶく」
ア:「取り去る」
イ:「減らす」、「短くする」
④「あやまち」、「過失(不注意・怠慢などによって生じた失敗)」
⑤「天子の宮殿」、「宮中(禁中)」
⑥「役所」、「官庁」(例:大蔵省)
⑦「行政区画の名前」(例:山東省)
[顧・省の使い分け](かえりみる)
「省」・・・「反省する。」(例:自らを省みる)
「顧」・・・「後方や過去を振り返る。」(例:昔の思い出を顧みる)
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成り立ち |
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形声文字です(生+目)。「草・木が地上に生えてきた」象形(「生える」
の意味だが、ここでは「清(せい)」に通じ(同じ読みを持つ「清」と同じ意味
を持つようになって)、「澄み切る」の意味)と「目」の象形から
「よく見る・視察する役所」を意味する「省」という漢字が成り立ちました。
(「はぶく」という意味は本来、生+目と書くべき字形を誤って、少+目と
誤って書いた混乱から出てきました。)
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読み
音読み:「セイ」、「ショウ」
訓読み:「かえり(みる)」、「はぶ(く)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):
「あきら」、「かみ」、「はぶく」、「み」、「みる」、「よし」
画数
「9画」
部首
「目(め、めへん(目偏))」
「目」を含む漢字一覧
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書き順・書き方 |
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