「王」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「王」は小学1年生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首、書き順・書き方 |
意味 |
①「おう」
ア:「一国の君主・天子(国を治める最も地位の高い人)」(例:国王、覇王)
イ:「皇族(天皇の一族)と血の繋(つな)がりや婚姻関係にある人」
(例:女王、親王)
ウ:「秦から後、領地を持っている皇族や重臣の呼び名。
天子(国を治める最も地位の高い人)は帝・皇帝と呼んだ。」
エ:「徳を持って天下を統治する人(武力ではなく、自らの行動によって
民衆の考え方や行動に影響を与えて、天下を統治する人)」
(武力・権力を持ってする「覇」に対して言う)(例:王化、王道)
オ:「血統(血の繋がり)の上で一親等高い者の尊称」
(例:王父、王母)
カ:「頭(かしら)」、「長(おさ)」(例:百獣の王、魔王)
キ:「大きい」(例:王業)
ク:「①となる」、「①にする」
ケ:「盛ん」(同意語:旺)
コ:「往(ゆ)く(目的地へ向かう)」
サ:「昔は二世以下の皇族の男子の呼び名、明治以降は五世以下の
皇族の男子の呼び名。」
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成り立ち |
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象形文字です。「古代中国で、支配の象徴として用いられたまさかり」
の象形から「きみ・おう」を意味する「王」という漢字が成り立ちました。
※「まさかりと(鉞)」は・・・刃渡りが広く大きい斧の事を言います。
※殷の時代、王が正義(制裁)を取り行う道具と考えられいました。
※「君」とは・・・主に東アジアの漢字文化圏の王朝でみられた
君主(国を治める最も地位の高い人)の事を言います。
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読み
音読み:「オウ」
訓読み:なし
常用漢字表外:「おおきみ」
名前(音読み・訓読み以外の読み):
「お」、「き」、「きみ」、「こきし」、「こにきし」、
「たか」、「まさ」、「み」、「わ」、「わか」
画数
「4画」
部首
「玉・⺩(おう(王)、おうへん(王偏)、たま(玉)、たまへん(玉偏))」
「玉・⺩」を含む漢字一覧
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書き順・書き方 |
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